2008年01月28日
いけばな 水仙の生花


去年、2本生けをご紹介いたしましたが、こちらは3本生け。
2本生けはすっとした感じがなんとも格調高くて素敵です。
今回の3本生けは1本増えることもあり、少し賑やか、そして奥行きがでます。
3本生けの葉の組み方(高さ)は、千鳥(ちどり)です。
そこが2本生けとの違いです

少し前までは、店頭で良く見かけた水仙。
最近は、道端に咲いている水仙が見られます。
真冬の寒さの中で自生する姿を見ると、水仙の力強さを感じます。
楚々として凛として・・・水仙好きですね


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和食店でのレッスン。生活に馴染む小ぶりな花を生けます。1回完結ですのでお気軽にどうぞ!

花惑い~源氏失脚~ 私、「和み」の花が会場を飾ります!
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2008年01月23日
いけばな 別伝の生花

梅や桜や桃などの一種生けは、枝選びが大切です。
特に「体(たい)」と呼ぶ、一番手前にくる部分の枝選びが重要。
体にいい枝を選んでから、他の役枝を選んでいきます。
この日は、生花でも


通常の生花とは別の生け方です。
どこが違うかといいますと、真(しん)←「中心の一番高い枝」の右後方にある枝が通常と違います。
今回は、通常よりだいぶ曲がりのある枝を生けています→上段流し といいます。
味わいのある作品になりました。
デジカメを忘れて携帯での撮影となり、画像が悪いのが残念


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和食店でのレッスン。生活に馴染む小ぶりな花を生けます。1回完結ですのでお気軽にどうぞ!
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2007年12月05日
いけばな 生花


毎年、冬になると水仙を生けます。
今回は、水仙2本のお玄猪生け。
水仙は香りが良いので、好きです

お正月にも良い花ですよ!
水仙の生花は生け方が独特。
組まれているものを、一旦バラバラにして組み直す生け方です。
根元の白い袴(白根)部分を押して、白い袴を破かないように抜きます。
そうすると、花茎と葉がバラバラに。
そのバラバラになった花茎と葉を丈を考えて組みなおし、袴に入れていきます。
なかなか複雑ですが、やり慣れればササッとできます。
先人からの伝え、一体どなたが考えたのでしょう


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南仏風の空間でカラー&メイク&いけばな全てが楽しめます。 オーガニックランチ付

和食店でのレッスン。生活に馴染む小ぶりな花を生けます。1回完結ですのでお気軽にどうぞ!
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2007年11月21日
いけばな 生花

小菊はreinaさんのお宅に自生しているもの!
小菊に合う花材・・・と考え、アカメヤナギを取り合わせました。
小菊もアカメヤナギもシンプルで古典的な感じのする花材料。
華やかな金色の花器に生けると、落ち着いた高級感を感じます。
背景が和風建築の土壁だったら、素敵かも

この金色の花器、これからの季節大活躍しそうです!

生け方によって、いろいろ雰囲気を変えることができるでしょう。

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2007年11月18日
いけばな 簡単ブーケ


稲穂をお取り置きしていただいている安田農園さんへのプレゼントです

「稲穂をお正月に生けたら面白いのでは?」という安田農園さんの発想と、お心遣い。
長い間お取り置きもしていただいて、ありがとうございますっ。
感謝の気持ちを、ブーケにしました。
安田農園さんは、料理教室を開催するなど何かと人の集いがある農園。
安田さんはもちろん、集った皆さんにも喜んでもらいたい!という気持ちで作りました

秋~冬への季節の変化、そしてクリスマスが近いことをも感じさせてくれるようなブーケです

深みのある色の花材は、農園の土を思わせる茶色にも合います。
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2007年11月10日
いけばな 華展

全国からのレベルの高い作品、そしてそれを見にいらっしゃる来場者の数に圧倒

エレベーターは乗るまでに列をなすので、非常階段で7階まで上がりました

ご高齢の方も元気に階段を使われる・・・いけばなをやっている方は、元気です

秋を感じる素敵な作品がたーくさん!
いつもの華展では見られない、作品ごとの添削も勉強になりました

12/23開催 コラボイベントのお知らせ ← こちらをクリック
2007年10月29日
いけばな 自由花


コースターの上に置けるくらいの小さい花を生けました。
家にある器と豆剣山を使用。
赤い漆塗りの器と赤く色づいたユキヤナギがマッチしています。
和風な感じで素敵


2007年10月18日
いけばな 自由花
こちらの花器は、壁に掛けることもできます。
今回は壁に掛けておりませんが、壁に掛けても様になる花を意識して、生けました。
右に大きく垂れ下がるセージがポイントです

花器の色がパステル調なので場合によっては、かわいすぎてしまう感アリ。ですが、花材の程よい渋さがでていて、いい感じの花になりました


2007年10月17日
神戸ビエンナーレ 2
「いけばな展」特集です。
コンテナの中で繰り広げられる、さまざまな



力強さあり、気品のある華やかさありで、
見惚れてしまいました。
フレームにおさまりきらず、全てお見せできない
のが残念です。
他にも、さまざまな「いけばな」が!

感じられる作品。

ユリの香りがして、目だけではなく嗅覚でも
秋の夜を堪能いたしました。
2007年10月15日
いけばな 自由花
だいぶ前から、こちらの歯科医院にはお世話になっています。
過去の治療履歴なども残っているし、気心も知れているので大阪に引越ししても、通っていました。
大好きな歯科医院さんです

先日は治療の最終日。
無事に治療が終わったこと、大阪から通う私の治療を受け入れてくれたこと等、たくさんの感謝の気持ちをあらわしたかったのです

私にできることは何だろう・・・と考えて、お花を生けることにしました。
これなら、スタッフも患者様も喜んでもらえるかな!って

病院の雰囲気に合わせて、そして皆が明るく元気になりそうなかわいい花を生けました。

2007年10月10日
いけばな 三種生けの生花
秋らしい三種生けの生花を生けました

三種類の花材を混ぜて生けるから、三種生け
といいます。
ちなみに二種生けというのもあります。
生花は生ける際の決まりごとがあります。
三種生けも生花の一つですが、多少のあそびが許されるのが三種生け!
通常の生花よりも、体(たい)といわれる手前に生ける花(この作品ではトルコキキョウ)を低めに生けました。

トルコキキョウの花の紫色は強いので、低めがおさまりも良いようです。

2007年10月08日
いけばな 花あそび
豆剣山と家にある焼き物の小鉢を花器にして、テーブルに
さりげなく置ける花です。
コースターを下にひいてありますので、大きさがわかりますよね。
初心者でも、気軽に楽しめる秋の和風のお花です。

花材をご提供くださったreinaさん、ありがとうございます

2007年10月06日
いけばな 生花
すっとした菊を生けたくなり、久し振りに菊の一種生を生けました

剣山を使った水盤ではなく配り(くばり)を使った、お玄猪(おげんちょ)生けです。
配りとは木の枝のY字状(二股)になっているもの。
この配りのY字Vラインに花材を生けていきます。
剣山とは違い、その時の花材の茎の太さなどで配りを調節する必要があります。
今回の菊はかなり太めで、葉も大きかった。
もう少し細めで葉も小ぶりですと、もっと風情や締まった感じが出ます。
お玄猪生け、格調高くて好きです


2007年09月29日
いけばな 自由花
先日、れいなさんのお宅に自生している花をいただきました。
その花材で、一瓶生けさせていただきました

ススキが立派でしたので丈をほとんどカットせず、大きな作品に。
四方のどこから見てもさまになる作品です。
「いけばな」は正面から見る花が多いのですが、フロアなどのセンターに置くには四方のどこから見ても素敵でないといけませんのでね。
いかにもの華やかな花ではありませんが、日本の情緒が感じられる作品。

れいなさん、ありがとうございます!

2007年09月27日
いけばな 簡単ブーケ
先日、来客がありました。
来客といってもお友達
家に小さい花をいろいろ生けたのですが、ブーケも生けました。
簡単にできるから、簡単ブーケです。
スパイラルに花材を組んでいくだけのもの。
お友達は男性の方でしたので、少しブルー系の花を入れてみました。
リンドウは和風な花のイメージですが、ブーケにも合います。
簡単ブーケ(リンドウ・ユリ・トルコキキョウ・ブバリア・スターチス)
来客といってもお友達

家に小さい花をいろいろ生けたのですが、ブーケも生けました。
簡単にできるから、簡単ブーケです。
スパイラルに花材を組んでいくだけのもの。
お友達は男性の方でしたので、少しブルー系の花を入れてみました。
リンドウは和風な花のイメージですが、ブーケにも合います。

2007年09月25日
いけばな 自由花

先日、先取りして月見をイメージした花を生けました。
現代の生活にも合う小さめで、ちょっとしたコーナーに置けるような和風の花です。
針金も使わず、ラフに生けました。
花器も、丸くて黄色いピンポン菊もお月様っぽい

菊は日常的に生ける花ではない感じですが、こういったピンポン菊ですと菊のイメージが変わります。

2007年09月22日
いけばな 生花新風体

秋らしい花を生けました

ススキは乾燥するので、馬油を塗ります。
3種類の花材ですが、風情のあるすっきりとした花になりました。
生花新風体は少ない花材でも、それらひとつひとつが際立ちながら調和する様式だな。とあらためて思いました。
それには、バランスが大切。
和室の床の間に飾ったら素敵です


2007年09月05日
京都で夏季研修 4(蓮を使った立花新風体)
研修最終日は蓮を使った立花新風体です。(8/28受講)
最終日
新風体立花は、現在の生活様式にも合うようないけばなです。
花材のとりあわせも自由とあらば、冒険ができます。
今回は「蓮を使用」というお題の中での冒険。
花器との兼ね合いも考えて、イメージ
秋の気配を感じる夏
を表しました。
ススキや赤い実、穂が秋の気配を感じさせます。
テーブルが濃い目の色合いだったら、もっと映えたかもしれません。
最後にお手直しの先生が加えてくださったススキ・・・風を感じます。
初めて家元での夏季研修に参加した「なごみ」でした。
熱心な方が沢山いらっしゃって、全国から泊まりで来ている方がほとんどでビックリしました。
ちょっぴり緊張もしたけれど、東京のお友達も参加しに来たということで心強かった。
普段こんなに贅沢に蓮を生ける機会は少ないから、とっても貴重な勉強会でした。
確実に自分のものに出来たかな

蓮を使った立花新風体(蓮・ユリ・シマフトイ・ナデシコ・ヘリコニア・ススキ・穂・実)

花材のとりあわせも自由とあらば、冒険ができます。
今回は「蓮を使用」というお題の中での冒険。
花器との兼ね合いも考えて、イメージ



ススキや赤い実、穂が秋の気配を感じさせます。
テーブルが濃い目の色合いだったら、もっと映えたかもしれません。
最後にお手直しの先生が加えてくださったススキ・・・風を感じます。

初めて家元での夏季研修に参加した「なごみ」でした。
熱心な方が沢山いらっしゃって、全国から泊まりで来ている方がほとんどでビックリしました。
ちょっぴり緊張もしたけれど、東京のお友達も参加しに来たということで心強かった。
普段こんなに贅沢に蓮を生ける機会は少ないから、とっても貴重な勉強会でした。
確実に自分のものに出来たかな



2007年09月04日
京都で夏季研修 3(蓮を使った立花正風体)
まずは水あげの悪い蓮の開き葉と河骨(コウホネ)の下準備。
葉の乾燥を防ぐ為に通常の水あげポンプ+葉の表裏に馬油を塗りました。
こんな裏技があるとは驚きです。

確かにお肌のお手入れでも油は膜を作ってくれるので、水分の蒸発を防ぎますよね。
納得です

ともすると生けている最中に元気のなくなってくる蓮の開き葉ですが、馬油のおかげで翌日まで元気な姿でした。
コウホネは私の水あげ不足のせいか、元気ない感じ・・・

今後は気をつけようっ。


美しい手のためにも馬油、いいみたいですよ

2007年08月29日
京都で夏季研修 2(蓮の生花)
研修2日目は蓮の生花です。(8/24受講)
立花と違って針金を用いませんので、最初に適材適所の曲がりを選ぶのが重要です。
茎を軽くつぶしながら、ゆっくり曲げると折れずに若干のためが効きます。
過去・現在・未来を意識して生けていき、浮葉を一枚浮かせます。
すっきりと、はいりました。
蓮は日本では不祝儀の花。
タイでは祝儀の花です。
お国変われば変わるものですね。
生花一種生(ハス)
立花と違って針金を用いませんので、最初に適材適所の曲がりを選ぶのが重要です。
茎を軽くつぶしながら、ゆっくり曲げると折れずに若干のためが効きます。
過去・現在・未来を意識して生けていき、浮葉を一枚浮かせます。
すっきりと、はいりました。

蓮は日本では不祝儀の花。
タイでは祝儀の花です。
お国変われば変わるものですね。
